メタバースって最近よく聞くけど、
なんとなくしか分からないなあ…。
今後の社会に欠かせないものだから、ざっとは知っておいた方がいいぞ。
じゃあ先生、私でもわかるように説明してくださいよ!
特別に無料で聞いてあげますよ♪
港区女子はこれだから……(呆)
メタバースってなに?
メタバースは、一言でいうと「仮想空間」のことです。
メタバースの参加者は通常、仮想空間の中で「アバター」と呼ばれる分身をつくり、行動します。
仮想空間と聞くと、なんだか難しく感じてしまいますよね。
でも、実はすでに私たちの身近に使われている技術なんです!
たとえば、大人からこどもまで人気を集めるゲーム「どうぶつの森」。
任天堂の最新ゲーム機Switchや、スマートフォン向けアプリでもリリースされているので、「プレイしたことがある!」という人も多いはず。
「どうぶつの森」はキャラクターになりきって、村での暮らしを楽しむゲーム。
村の中で釣りをしたり果物を育てたりと、オンラインで他のユーザーと一緒に遊ぶことができます。
このようにアバターを介してオンラインで人々が交流したり、仕事をしたり、遊んだりできる仮想空間を「メタバース」といいます。
メタバースの語源
Metaverse(メタバース)という言葉は、英語の「メタ(Meta)」と「ユニバース(Universe)」を足したものです。
- 「Meta」・・・ 高次の、超~
- 「Universe」・・・(人間の活動する)世界
つまり、Metaverse(メタバース)は「いま私たちがいる世界を超えた世界」という意味になります。
メタバースという言葉を最初に使ったのは、アメリカのSF作家 ニール・スティーヴンスン。
1992年、著書であるSF小説『スノウ・クラッシュ』にて、人間がアバターを介してネット空間でやり取りをする世界を「メタバース」と呼びました。
実はこの頃から、インターネット上の仮想世界は「メタバース」と呼ばれていました。
「メタバース」という単語は最近出てきたものではなく、実は約30年も前に生まれた言葉だったんですね。
メタバースが注目され始めた3つの理由
では、なぜ30年も経った今注目され始めたのでしょうか?
そこには3つの理由があります。
VR技術の発達
メタバース流行の始まりは、ゲームで「VR技術」が用いられるようになったことです。
” VR “とは、バーチャル・リアリティの略で「仮想現実」という意味。
VR専用の3Dヘッドセットをつけることで、その世界に入り込んだような体験ができます。
この技術がゲームとマッチし、「VR元年」と呼ばれる2016年頃からVRゲームの人気が出てきました。
メタバースとVRって何がどう違うの……??
メタバースとVRの違いをカンタンに説明すると、
メタバースは「空間」であり、VRは「技術」のことだ。
つまり、VR技術を使ってメタバース空間が作られているんだ。
メタバースの中で遊ぶVRゲームが流行したことで、仮想空間は私たちにとって身近なものになってきたんです。
新型コロナウイルスの影響
2020年から流行している新型コロナウイルスの流行により、仮想空間はさらに注目を集めます。
新型コロナウイルスによって、いままで何気なくできていた「対面でのコミュニケーション」が難しくなりました。
そんな中、メタバース上ならインターネット環境さえあれば気軽に大人数で集まれるので、メタバースを使ったサービスが爆発的に普及していったんです。
また誰でもスマートフォンを持ち、たくさんの人がSNSを使う時代になっていたことも、メタバースが普及しやすくなった要因のひとつです。
ビジネスでの活用
今までは主にゲームで使われていたメタバースですが、新型コロナウイルス流行をきっかけにテレワークが一気に普及し、ビジネスでも使われるようになりました。
ビジネスに必要なオフィスや会議の場をメタバースにすれば、まるで直接会っているようなコミュニケーションができます。
とくに話題になったのはFacebookが開発した会議アプリ「Horizon Workrooms」です。
この会議アプリではメタバース内のオフィスで、仲間と仕事ができます。
まるで出社しているような感覚ですね。
このようにビジネスツールとして普及したことで、今やメタバースは「ゲームをする若者」だけのものではなく、幅広い年齢の人にとって身近なものになっていきました。
メタバースとブロックチェーン・NFTの関係
最近よく耳にする「ブロックチェーン」も実はメタバースとの深い関わりがあるのを知っていましたか?
「ビットコイン」とセットで耳にしたことはあっても、「結局どんな技術なの?」という人がほとんどなはず。
ブロックチェーン技術とは、簡単に言うと「インターネット上での取引をユーザー同士が監視する仕組み」です。
多数のユーザーがデータを監視するため、不正ができず「偽物の流通」や「データの改ざん」を防げます。
このブロックチェーン技術を使うことで、「コピーができないよう作られたオリジナルのデータ」が生まれます。
この本物のデータが「NFT(非代替性トークン)」と呼ばれているものです。
「NFT」は、「Non-Fungible Token」の頭文字をとったもの。
「Non-Fungible=交換のできない」+「Token=データ」=「替えのきかないデータ」という意味を持っています。
つまり、NFTは「誰が作ったか」や「誰の手を渡ってきたか」などの情報を書き加えていく、たった一つのオリジナルデータということです。
普通は「データはコピーして増やせる」もので、コピーしてしまえばどれが元のデータなのかわからなくなってしまうと思いますよね?
でもここでNFT技術を使って「これがオリジナルのデータです!」と登録すれば、コピーのできない世界でただ1つしかないものになります。
もちろん絵画や美術品のレプリカのように「よく似たもの」は作れますが、本物である証明はオリジナルデータにしか書かれていません。
そして、このNFT技術がメタバース内でも「資産」として使われているんです。
メタバース内のアイテムはもちろん、土地や建物までが商品として取引されます。
このように「実際に目の前にある商品と同じようにデータを扱う」NFT技術によって、海外はもちろん日本でもビジネスとして広がってきているんです。
身近なメタバース具体例3つ
メタバースが普及しているのはわかりました!
でも、全然オタクじゃない私でも知ってるものはありますか?
(リア充アピールか。。。)
「メタバース」と聞くとなんだか難しく、一部の人にしか関わりのないものだと思ってしまいますよね。
でも実は私たちの生活でよく耳にするこんなサービスならどうでしょうか?
・数年前に大流行したアバターチャット「アメーバピグ」
・細田守監督の映画「サマーウォーズ」
・ブロックで家を作るゲーム「Minecraft(マインクラフト)」
数年前に大流行したアバターチャット「アメーバピグ」
アメーバピグは2009年にサイバーエージェント社がリリースしたアバターチャットサービスです。
会員数1300万人超えと日本で作られた代表的なメタバースサービスなので、一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
この世界では「ピグ」というアバターを使って、代々木公園や浅草など実在の街をイメージした広場で自由にチャットを楽しめるのが特徴。
自分にそっくりのアバターを作り、現実世界のように人間関係を楽しむ画期的さで人気になりました。
2019年12月にパソコン版サービス終了し、今はスマートフォン向けアプリとしてサービスを提供しています。
細田守監督の映画「サマーウォーズ」
また、細田守監督の作品『サマーウォーズ』もメタバースを題材にしたお話です。
こちらの作品の世界では、ほとんどの人が「アバター」を持っています。
人々はアバターを操作し、メタバース内で買い物や支払いを行うことで便利な生活を送っています。
現実の体は自然豊かな田舎にいつつ、パソコンに向かってメタバース内での敵に立ち向かう……。
まさに「メタバースと現実世界の融合した世界」が描かれています。
細田守監督は「劇場版デジモン映画」や「竜とそばかすの姫」など、メタバースを舞台とした作品を数多く手がけています。
ブロックで家を作るゲーム「Minecraft(マインクラフト)」
身近にあるメタバースとしての3つ目は『Minecraft(マインクラフト)』、通称「マイクラ」。
公立小学校の授業に組み込まれたというニュースで、保護者世代にも広く知られるようになりました。
Minecraftでは、アバターを操作してメタバース内にある木や鉱物などを採取し、自由に建築を楽しめます。
それだけではなく、プレイヤー同士で同じ世界に入って建築や狩りを行うことができるのです。
Minecraftが人気である秘訣はその「自由度」。
遊び方が固定されておらず、「狩りなどは最低限で建築のみを楽しみたい人」から「みんなで協力して鬼ごっこをしたい人」まで現実世界と同じように、好きなことをして過ごせるんです。
2011年11月にリリースされてから、現実世界をベースとした新しい機能がどんどん追加されていることもユーザーを飽きさせないポイントだそう。
今後はVRの導入が予定されているので、Minecraftがより現実世界に近づきそうです。
メタバースの利用例
ここからはメタバースの利用例をわかりやすく解説していきます。
- 【メタバースを使ったエンタメ】ゲームやバーチャルライブなど
- 【メタバースを使ったビジネス】オンライン会議や出社など
【メタバースを使ったエンタメ】ゲームやバーチャルライブなど
ゲームとメタバース
ゲームにおいてもメタバースは活用されています。
いままでのゲームでは、他のフィールドに行くためには行き先を選択して 、長いロード時間を経てから別の箱庭に行くようなイメージでした。
しかしメタバースを用いた「オープンフィールド」と言われているゲームでは、すべてのフィールドが繋がっています。
また、かつてはゲームの活動範囲の狭かったフィールドが現在ではとても広くなっています。
これも現実世界に近づいていますね。
バーチャルライブとメタバース
新型コロナウイルス流行により、ライブ会場が次々と閉鎖される中で広がった「バーチャルライブ」をご存じですか?
「バーチャルライブ」は、メタバース内においてリアルタイムで行われるライブに、他のユーザーと一緒に参加すること。
ペンライトを振ったり、スタンプを使用したり、バーチャルアイテムでステージ上に特別なエフェクトを出現させて楽しめます。
今までの3Dライブの場合では、あくまでもそのライブ空間をまるで現実世界のように見られるだけ。
しかしメタバース内で行われるバーチャルライブでは、他のユーザーと同じ空間・時間を共有している「共感覚」を楽しむことができます。
たとえば「フォートナイト」というゲームでは、メタバースの中でコンサートが行われています。
コンサートには有名ラッパーである「トラヴィス・スコット」なども参加しました。
メタバース内で巨大なトラヴィス・スコット姿のアバターがパフォーマンスをする姿をひと目見ようと、押しかけた人数は1200万人超え……!
巨大化したトラヴィスが観客アバターを海の中や宇宙に連れていき、バーチャルライブならではの体験を味合わせてくれたんです。
他にも有名なアーティストが次々とバーチャルライブを行っています。
▼バーチャルライブを行ったアーティスト
・米津玄師
・RADWIMPS
・三代目 J SOUL BROTHERS
・アリアナ・グランデ
など
新作発表をバーチャルライブで行うアーティストもいます。
ゲームだけではなくTikTokやSpotifyなど、有名サービスがバーチャルライブを行うとのことで、今後注目のコンテンツであることは間違いなしです。
【メタバースを使ったビジネス】オンライン会議や出社など
コロナ禍で話題になったオンライン会議も、メタバースで行われています。
ただビデオ通話をする「Zoom」とは違い、メタバースでは自分自身がアバターとして仮想のオフィスに入り、そこでキャラクター同士での話し合いが可能。
メタバースオフィスでは、自分の表情や体の動きをそのままをアバターが表現してくれます。
ホワイトボードに図を書くことだってできちゃいます。
メタバースを利用することで、あたかも同僚と隣で仕事をしているような気分になれるんです。
さらにはVR機器を身に着ければ、実際にはパソコンを持っていなくても、メタバース内のパソコンで仕事をすることだってできます。
まさに「もう一つの現実」といったところでしょう。
メタバースのメリット
「現実に近い現実に近いって、じゃあもう現実でいいんじゃないの?」と思ってしまいますよね。
でも、メタバースは現実を超えた世界。
現実にはないメリットがたくさんあります。
ここからはメタバースのメリットを解説します。
感染症を気にせずに、コミュニケーションを取れる
直接接触するわけではないので、新型コロナウィルスなどの感染症を気にせずにコミュニケーションが取れます。
県をまたいだ所にいる人と会議をしたり、毎年渋谷で起こるハロウィン騒動も、メタバース内なら安心。
また、年齢や体の調子に関係なくコミュニケーションが取れるのも魅力です。
世界中どの場所からでもリアルの世界と同じような空間が実現
今までは考えられなかった「インターネットの中での接触」が、メタバース内ではできるようになりました。
たとえばZoomなどのオンライン会議ツールでは、実際に会うのとは違って身ぶり手ぶりが見えませんよね。
それに、人が話している間にどういうリアクションを取ればいいかわからなかったり、発言が被ることで気まずい瞬間があったりします。
でもメタバースを使えば、そんな問題を解決できます。
例えばVR技術を使うことで、実際の自分の動きに合わせてアバターも動きます。
そのため相槌を打てたり、相手の様子もわかるので現実と同じようにコミュニケーションを取ることができるんです。
場所の制約がないことも大きなメリットです。
メタバースで待ち合わせをすれば、地球の裏側の友人とも一瞬で会うことができます。
ブラジルの友人と、イタリアの街のメタバースでお茶をするなんて事もできるんです。
翻訳機能があるサービスを使えば場所や言葉に縛られることもなく、世界一周旅行だって夢じゃありません。
非現実的・非日常的な体験が出来る
メタバース内では表現力さえあれば、さまざまな体験ができます。
空を飛んだり深海に潜ったり……現実ではできないことを楽しめるのも大きなメリットですよね。
アイドルのバーチャルライブでは2ショットの機会もあるらしいですよ。
新しい経済圏を創り出し、ビジネスチャンスが増える
メタバースとして新しい空間が作り出されれば、人が集まります。
そしてそこにはビジネスチャンスが生まれます。
メタバース上で使えるコンテンツを販売したり、メタバース内の土地など、メタバース内での価値をつくり出し、商品にすることができるんです。
最近では現実にある商品をメタバース内で販売する、「バーチャル店舗」も広がってきています。
バーチャルショップはお客様の好きな場所で、好きな時間に店舗で商品を見てもらうことができます。
さらに、実店舗に行けない遠くのお客様にも買ってもらうことができてしまいますね。
バーチャル化によりコストカットが見込める
バーチャルオフィスやバーチャル店舗などを導入することで、ビジネス上のコストカットも可能です。
コストカットした分、企業は良い商品を作れるようになり、商品の質も上がっていきます。
また、コストカットできるのは企業側だけではありません。
今までは店舗に実物を見に行ってから、オンラインで購入していた方も多いのではないでしょうか。
商品を買いたい人もバーチャルショップで商品を見ることができるので、交通費を払ってお店まで買いに行かなくても良いのは助かりますよね。
バーチャルオフィスであれば、通勤時間も無くなりますよね!
メタバースのデメリット
メタバースは今後の社会に必要とされている要素が多く、今後ますます発展していくと考えられています。
しかし、新しいコンテンツではあるのでデメリットや注意点もあります。
ここからは、そんなメタバースのデメリットと注意点を3つ解説していきます。
メタバース空間への依存
メタバースへ依存してしまう可能性があるのはデメリットと言えるでしょう。
現実とは違い、快適な環境の中で夢のような活動ができてしまうメタバース。
そんなメタバースはハマってしまい抜け出せない可能性があるという指摘もあります。
「メタバースはあくまでも作られた現実である」と頭に置いておきましょう。
サイバー攻撃を受けるリスク
メタバースで他のユーザーと交流するにはインターネットへの接続が必要です。
そのため今までのインターネットにおけるリスクと同じように、ハッキングをされる可能性があります。
さらにビジネスシーンでの活用が増え、暗号通貨の投資やNFTと関係しているメタバース内では、お金が行き交います。
詐欺や盗難などに遭わないよう、セキュリティを固め、インターネットに関する知識を学びましょう。
メタバースの将来性
ここまでメタバースが普及した経緯や、現在までの具体例などをお伝えしました。
社会に求められているメタバースですが、今後はどのように発展していくのでしょうか?
市場規模がどのように拡大していくか
新型コロナウイルスの流行がおさまった後も、メタバース事業はどんどん成長していくと考えられています。
むしろ新型コロナウイルスをきっかけに、「こんなこともできるんだ」と気づいた企業が多くあるんです。
とくにコロナ禍で営業ができなくなった企業が、メタバースを使い始めました。
たとえば今までは直接会って売るのが当たり前だと思っていた商品の販売。
洋服の試着ができる技術も、もう始まっているんです。
また観光地の景色を楽しむことや、学校に通うことだってできてしまいます。
「むしろメタバースでできないことを探す方が難しい」と言われるほどの、メタバースの大きな可能性に世界が気づき始めました。
それに、メタバースは「今までの現実の代わり」だけではなく、メタバースによって新たな商品が世界に生まれました。
新たな商品を代表するものとして、先ほど解説した「NFT」や「メタバース内の土地・アイテム」の販売があります。
「もうひとつの世界」の莫大なビジネスチャンスに多くの企業が乗りだしています。
メタバースと株
「まだよくわからない」段階でも、株の世界では「成長する可能性がある」というだけでどんどん価値が上がり始めます。
インターネットがその良い例でしょう。
インターネットがまだ人々の暮らしになじみのない2000年代、どのくらい重要であるか・今後どうなるかはまだあまり理解されていませんでした。
しかし「成長する可能性がある」と判断されたIT関連の株は、その期待だけでITバブルと呼ばれる大相場となりました。
インターネットが私たちの生活に革命を起こしたように、メタバースもまた成長が期待されています。
メタバース市場は「2028年まで毎年42%上がっていく」と予想されており、一攫千金のチャンスとなっています。
フェイスブック社が「メタ・プラットフォームズ社」に社名変更
最近メタバース関連で株価が上昇した企業といえば、フェイスブック社。
Facebookは世界で一番大きいSNSと言われていますが、実はInstagram(インスタグラム)もフェイスブック社が運営しているサービスなのをご存知でしたか?
そんな影響力の大きいフェイスブック社は2021年10月、メタ・プラットフォームズ社に社名を変更。
この社名変更には、「今後メタバース事業へ力を入れていきます」という思いが込められており、人々にメタバースの実現を期待させる大きなニュースになりました。
アパレル企業「シーズメン」メタバース参入発表で株価が8.5倍に
株が大暴騰したいい例が、アパレル企業がメタバース参入を発表した時のことーー
シーズメンは、日本の大きな都市を中心に全国規模で直営ショップを展開しているアパレル企業。
日本全国に展開している企業でありながら、株価は300円ほどでした。
しかし2021年10月、メタバースでのファッション事業を行うと発表。
すると1週間足らずで株価はおよそ8.5倍の2,540円にまで高騰。
10万円分の株が、85万円になったんです!
新しく株を買いたくても売ってくれる人がいない状態になりました。
たくさんの企業の将来性を判断している投資家たちが、将来性を見込んだということですね。
メタバースとデジタル不動産
メタバース内の土地や建物、いわゆるデジタル不動産。
このデジタル不動産の市場拡大にも注目が集まっています。
アメリカの大手ニュース放送局であるCNBCがデジタル不動産の大きな成長予想を発表しました。
1年で2倍になるなんて、すごい成長のはやさですよね!
そんなデジタル不動産も投資家の注目の的になっています。
メタバースと仮想通貨
ビットコインの登場で一躍有名になった「仮想通貨」。
不正や改ざんが難しいブロックチェーン技術が使われていることから、メタバース上での取引で使われることが期待されています。
すでに時価総額が約5000億円まで成長しているプロジェクトもあり、株式と同じく仮想通貨投資でも「メタバース関連銘柄」は注目の的となっています。
代表的な「メタバース関連銘柄」として注目されているのが、以下の4つです。
ティッカーシンボル | コイン名称 | 時価総額ランク | 時価総額 | |
SAND | The Sandbox | 38位 | 約4,190億円 | |
MANA | Decentraland | 32位 | 約5,260億円 | |
ENJ | Enjin Coin | 69位 | 約1,490億円 | |
AXS | Axie Infinity | 43位 | 約3,670億円 |
2022年3月時点で最高値からはやや価格が落ち着いているものの、いずれのコインもローンチ後から大きく値上がりしています。
例えば、MANA(Decentraland)は2017年の9月にローンチした時の価格は約2.7円でしたが、現在は289円と約107倍まで上昇しています。
もしローンチ当初に10万円分のMANAを購入していたら、現在は1,070万円になっている計算ですね!
このように、仮想通貨は株式に比べて価格の変動(ボラティリティ)が激しいのが特徴です。
上がる時と同様に、下がる時も大きく値下がりする可能性があります。
仮想通貨投資する際には、タイミングや銘柄を慎重に選んで投資するのがおすすめです。
まとめ
耳にすることが増えた「メタバース」。
「なんとなく知っているけど、実際にはよくわかっていない……」という方のために、全体をわかりやすく解説しました。
今までのメタバースは主にゲームとして使われていましたが、今後は老若男女関わらず現実のあらゆる生活に関わってくる可能性がありますね。
有名企業がどんどんメタバース事業に参入していく中、今後私たちの生活にどのように関わってくるのか楽しみです!
メタバースについて、大まかには理解できたか?
はい!
オタクにしか関係ないと思っていたんですけど、
今後は誰でも関わるものなんだなってわかりました!
そうだな。現実の世界がメタバースに切り替わっていくから、俺たちの生活にももっと関わってくるだろう。
これからも動向を追っていきましょ!