NFTって、最近よく聞くんですけど、
なんのことですか!?
はあ。。エレナはイマドキ、「NFT」も知らないのか!?
頭の中は、港区飲み会のことばっかりだな!
先生はすぐそうやって、私のことを馬鹿にするんだから(怒)
まあ、いいだろう。今回はNFTの解説記事だ。
NFTって最近、よく見かけませんか?
最近、SNSやTwitterでもよく耳にするNFTというワード。
「NFT、そんなの常識でしょ」って!?そんなドヤ顔で断言できる人は少ないのではないでしょうか?
実は、このNFT。コンテンツ大国日本にとって非常に魅力的な可能性を秘めたテクノロジー技術なんです。
なになに!?もったいぶらずに早く教えろって。
まあまあ、そう焦らずにお兄さん。
今からしっかり解説していきますので、これを読めばあなたも明日からNFTをドヤ顔で語れようになるはず!?
それでは、さっそくみていきましょう!
そもそもNFTってなんぞや?
そもそもNFTってなんの略ですか??
NFTは、
Non-Fungible-Tokenの略だ
”ノンファンジブルトークン??”
それって、”ドン・ペリニヨン”の仲間ですか!?
( はあ、、解説をつづけます。。。)
NFTの定義ですが、
NFT(Non-Fungible Token)とは、一般に代替可能性のないブロックチェーン上で発行されるデジタルトークンのことで、イーサリアム上のERC-721トークン規格に基づいて発行されるであり……………..
一般的な解説は単語が難しすぎるので、やめましょう(笑)
代替可能性?
イーサリアム?
ERC-721?
トークン?
もはや意味不明な言葉のオンパレードですね。
もう少し一般的なことばで噛み砕いて、NFTを学んでいきましょう!
NFTは直訳すると「代替できない印」ですが、もっと噛み砕いて簡単に表現すると、
NFTとは「証明書付きのデジタルデータ」のこと
です。
なに!?これでもまだ難しいって!?
そうですよね。そもそも「代替」ってどういうこと!?って話だと思います。
じゃあ、簡単な例をつかって一緒に考えてみましょう!
例えば、あなたが熱狂的なプロ野球ファンだとして、有名な大リーガーからサイン入り木製バットをもらったとします。その後に、ある友人から「サイン入りの木製バットと、市販の木製バットをタダで交換して欲しい」とお願いされました。
あなたは交換しますか?
有名大リーガーのサイン入りバットと市販のバットと交換するひとはいますか?
そうですよね、、、ふつーの感覚であれば、絶対に交換しないと思います!
うん、それが普通の感覚です。
では、交換対象を変えて考えてみましょう。
あなたはある友人から「1万円札を交換して欲しい。」とお願いされました。
あなたは交換しますか?
では、例えば、交換対象が1万円札だったら、どうです?
「そもそも1万円札どうしの交換に意味ないでしょ。」と感じるのはごもっともですが、(笑)
あなたは1万円札を交換すること自体にそれほど抵抗はないと思います。
それはなぜだと思いますか?
それは、あなたと友人の1万円札が同じ価値をもっているからです。
「代替可能か!?」についてはそのモノの価値に着目して決まります。
イメージはこんな感じですね。
NFTの世界ではモノがもつ本来の価値に着目しながら、「Non-Fungible=代替できない」であることが大きな特徴になっています。
では、どのように代替できないことを証明しているのでしょうか?
NFTの世界では、クリエイターが作成した作品に「これは自分が作成した本物です!」という “印” をつけて、信用を担保できるようになっているんです。
NFTでは、作品に証明力をあたえる印が「Token=トークン」と呼ばれるものになります。この「Token=トークン」を付与することによって、デジタルデータとしての信用を担保することができ、クリエイター自身が作成した本物の作品であることをデータとして証明できるのです。
NFTは代替できない”印”を付与したデジタルデータ
↓もっと簡単に言うと、
NFT=証明書付きのデジタルデータ
NFTって、なんで話題になっているの?
なんとなく、NFTがすごい技術だということはわかりました。
でもなんで最近、こんなに話題になっているんですか?
NFTは簡単に言うと、「証明書付きのデジタルデータ」だ。この特徴は、知的財産権や著作権が関わるライセンスビジネスとの相性がいい。
ライセンスビジネス??
日本はもともとアニメーションや漫画などのコンテンツ大国だ。
そのため、日本の多くのクリエイターが将来のライセンスビジネスの可能性をNFTに見出しているんだ。
ここからは、最近NFTが注目を集めている理由を見ていきましょう。
NFTは「証明書付きのデジタルデータ」のことでしたね。
この特徴を活かして、将来のビッグビジネスにつなげようと多くのプレーヤーがNFT市場に参入しているんです。
ここでは、NFTがなぜ注目を集めている理由を深堀りしてみていきましょう!
- デジタルデータが本物であることを証明できる
- デジタルコンテンツに資産価値が付く時代になった
- プログラマビリティ:2次流通から手数料をとれる仕組みを誰もがつくれる
デジタルデータが本物であることを証明できる
まず1つめの要因としては、NFTの登場により、デジタルデータが本物であることの証明ができるようになったことがあげられます。
かつてはデジタルデータが本物であることの証明を技術的にすることが難しかったですが、ブロックチェーン と呼ばれる分散台帳技術が進歩してきたことで、コピーや改ざんが難しい「証明書付きのデジタルデータ」を作り出せるようになってきました。
これにより、デジタルクリエイターであれば、誰もが自分自身の作品に対して本物であることの証明をすることができるようになり、希少性をきちんと担保できるようになったことでNFTは技術面からも大きく注目されることとなりました。
デジタルコンテンツに資産価値が付く時代になった
NFTはコンテンツクリエイターが独自でデジタルデータに対して証明書を付与して発行することができます。
クリエイター本人が発行するNFTに唯一無二性を加えることで作られたデジタルデータの希少性を担保することができるようになります。
最近ではNFTコンテンツに対して、億を超える金額がつくこともめずらしくなくなってきました。
たとえば、デジタルアーティスト:BeepleによるNFTに基づいたデジタルアート作品がオークションで約75億円で落札されたり、Twitter社の創業者であるジャック・ドーシー氏の世界初のツイートが約3億円の金額で売買されたりとデジタルコンテンツが資産価値を持つ時代へと変化してきています。
億を超えるような金額で取引されるケースはかなりのレアケースではありますが、数百万円レベルの取引は多くのNFTマーケットプレイスでも起こっており、今後はますますデジタルデータが価値を持ってくる時代になっていきます。
プログラマビリティ:2次流通から手数料をとれる仕組みを誰もがつくれる
エレナは”プログラマビリティ”って言葉を聞いたことある?
プログラマビリティ??はじめて聞きました。
まあ、たしかに一般的な言葉ではないからね。。
ただ、NFTの可能性を示す非常に重要な言葉なんだ。
あなたはプログラマビリティ という言葉を聞いたことがありますか??
プログラマビリティとは発行したNFTデジタルコンテンツに対して、付加機能として流通時のルールや取引条件をNFTに組み込むことができることを表現した言葉になります。
たとえば、あなたがNFTクリエイターだとしましょう。
あなた自身がNFTクリエイターとして自分の作品を出品して、その作品が1次所有者Aさんから2次所有者Bさんに転売されたときに著作権手数料がもらえるとしたら、嬉しいですよね!?
NFTでは、プログラマビリティの性質をつかって、付加機能として2次流通手数料を取る仕組みを構築することが可能になっています。
つまり、転売などの2次流通時に著作者に対して収益の一部を還元できる仕組みを構築することが誰でもできるようになるんです。
たとえば、音楽の世界だと、日本音楽著作権協会(JASRAC)などの団体が著作権を管理しています。
一方、NFTの世界ではプログラマビリティの性質を使って、転売などの2次流通時にNFTクリエイターに収益の一部が自動で還元される仕組みを自分自身で組み込めます。
つまり著作権団体がなくとも、プログラマビリティを使ってNFTクリエイター自身が自分たちの利益を守ることができるようになったのです。
仮想通貨 VS NFT 何が違うの
NFTって、よく名前をきく仮想通貨とは何が違うんでしょうか?
ブロックチェーン 技術を基盤としている点は共通点だね。両者の特徴の大きな違いとしては、その代替性にあるんだ。
代替性?
代替性にもとづく両者の違いを見ていこう!
NFTとの比較でよく耳にするのが仮想通貨という言葉。
あなたも聞いたことあると思います。
一般的に両者の違いは、「代替性」の特徴を使って説明されることが多いです。
では、両者の違いを見ていきましょう!
一般的にビットコインに代表される仮想通貨は、FT(Fungible-Token)の1種とされています。
Aさんの1ビットコインもBさんの1ビットコインも同じ価値をもっているため、代替可能なものとしてFT(Fungible-Token)に分類されます。
一方で、NFTはデータとして固有の識別情報を”印”として付与することで、そのデータが持っている唯一無二性を証明します。そのため他のデジタルデータと代替することができないのがその大きな特徴です。
このデジタルデータとして代替できるか?という観点で、NFTと仮想通貨は大きく異なります。
NFTは唯一無二の1点ものであるのに対して、仮想通貨は代替可能なものになります。
両者の特徴を整理すると、下記のようになります。
NFTって、ぶっちゃけ稼げるの!?
先生、質問です〜。
NFTってぶっちゃけ稼げるんですか!?
はあ、エレナは本当お金が大好きだな。。
もちろんです♡
男と違って、お金は裏切ったりしませんから♡
(はあ、、過去になにがあったんだ。。。。)
はい、みなさんもお待ちかね。
NFTは、ぶっちゃけ稼げるの!?と思った人も多いはず。
やっぱりこの「NFTは稼げるの!?」問題は、誰しも気になるところですよね♡
NFTは稼げるのか!?
このNFTに関するお金の部分は、誰しもが気になるところだと思います。
NFTって、稼げるのかしら??
では、NFTに関連で収益を上げる方法をみていきましょう!
大きくは下記の3つの方法が代表的なNFT関連で収益を上げる方法になります。
- NFTのキャピタルゲインを狙う
- NFT関連銘柄に投資をする
- NFTクリエイターとしてデジタルコンテンツを売り出す
NFTのキャピタルゲインを狙う
キャピタルゲインってなんですか??
キャピタルゲインとは「値上がり益」のことだよ。ざっくりいうと、NFTを買った金額よりも高く売れれば儲かると言うことだな。
将来性があると見込んだクリエイターのNFTアート作品に早い段階から投資をして、値上がりによるキャピタルゲインを狙う方法です。
要は将来性のあるクリエイターを見つけ出し、早い段階からクリエイターの作品に投資をして仕込んでおく方法です。
当然ながら、将来性のあるNFTクリエイターををみつけるのは簡単ではありませんが、値上がりした時のインパクトは通常の株式や債権とは比べ物にならないほどのインパクトがあります。
NFT関連銘柄に投資をする
2つめはNFT関連の投資銘柄に投資をする方法です。
NFTにはすでに様々なNFT関連プロジェクトが立ち上がっています。
そのようなNFTの関連銘柄に投資をするのもおすすめです。
代表的なNFT関連のプロジェクトをご紹介します。
Enjin Coin(エンジンコイン/ENJ)
ブロックチェーンプラットフォームの「Enjin Network」で利用される仮想通貨がEnjin Coinになります。
「マインクラフト(Minecraft)」などのオンラインゲームと提携して、ゲーム内で利用するアイテムをNFTとして所持したり、エンジンコインと交換したりといったことが可能になっています。
The Sandbox/SAND
「The Sandbox」というゲームで取り扱われている仮想通貨になります。
「The Sandbox」は、メタバースゲームと呼ばれるジャンルになっており、ゲーム内でプレイヤーが所有・作成する土地や建物を売買できるようになっています。
メタバース ✖️NFT関連の仮想通貨としても注目のコインです。
NFTクリエイターとしてデジタルコンテンツを売り出す
NFTクリエイターって誰でもなれるんですか?
特別なライセンスなどは必要ないから、誰でもNFTクリエイターになれるぞ。
私もNFTクリエイターになれるんですね??
エレナ、「港区女子✖️NFTクリエイター」なんて、意外と面白いんじゃないか!笑
そうやって、すぐ先生は私のことをいじるんだから!
3つめが、自分自身がデジタルコンテンツクリエイターとなってNFTを発行する方法です。
あなた自身がNFTクリエイターとして、アートや音楽などをNFTとして販売します。
NFTには、すでにいくつかのマーケットプレイスが用意されているので、誰でもマーケットプレイスに登録することでNFTクリエイターとして自分の作品を出品することができます。
2021年9月に多数のメディアで、8歳の少年が「Zombie Zoo Keeper」(別名:ゾンビの飼育員)のクリエイター名でiPadで作成したゾンビのドット絵が高額で取引されたことがニュースとなりました。
もちろん、稀な例ではありますが、一方でNFTコンテンツが誰にもオープンなマーケットとして開かれていることが明らかなのも事実です。
井川先生、代表的なNFTマーケットプレイスが知りたいです。
NFTのマーケットプレイスとひとくちに言っても色々あるので、今回は有名なものに絞って見ていこう。
NFTのマーケットプレイスを知ろう!
NFTには既にいくつかのマーケットプレイスが存在しています。
今回は有名なNFTマーケットプレイスをご紹介します。
Opensea
Openseaは世界最大級のマーケットプレイスです。
アクティブユーザー数も月間20万人を超えており、現在最も勢いのあるNFTマーケットプレイスになっています。
- 世界最大級のNFTマーケットプレイス
- イーサリム以外の数多くのブロックチェーンに対応
- 無料でNFTの作成から販売まで可能
Rarible
話題のNFTマーケットプレイスのひとつで、デジタル作品などの取引することが可能になっています。
イーサリアム、テゾス、フローの3つのブロックチェーンに対応しており、数少ないマルチチェーンNFTマーケットプレイスとして注目を集めています。
- RARIという独自の通貨を発行している
- アートからゲームまでと取り扱いジャンルが幅広い
- RARIを保有している場合、Raribleのコミュニティに参加可能になる
RaribleではRARIトークンと呼ばれる独自のトークンを扱っています。
RARIトークンの保有者は今度のRaribleのマーケットプレイスの今後の方針に関与するコミュニティ参加権が与えられる仕組みになっているのが他にはない非常に特徴的な部分になっています。
NFTの将来性は?NFTは結局のところ稼げるのか!?
結局、NFTは簡単にお金を稼げるんですか??
エレナ、そんなうまい話があるわけないだろ。。NFTでお金を稼ぎたいと思ったら、しっかりと情報をキャッチアップしていきつつ、努力していかないとだめだ。
やっぱり、そうですよね。。
「夢のないこと言うなよ。。。」と思った方もいるかもしれませんが、NFTは何も努力せずに簡単に稼げるほど甘い世界ではありません。
ただ、NFTのマーケット自体がまだまだ黎明期。
この先、一気にNFTビジネスは将来的には、どんどん加速していく圧倒的なビジネスポテンシャルがあります。
まだまだビジネスとしては、これからの段階なので、今のうちからNFTに関連するプロジェクトなどをきちんと調べておくようにしましょう。
小さな金額でNFTアートなどに投資をしてみるのも面白いかもしれません。
今後どんどん発展が期待されてくる次世代テクノロジーNFT。
もちろん我々、メタスタ(=Meta Studio)でもきちんとNFTの潮流を追いながら、NFT関連記事を出していく予定ですので、引き続きメタスタをよろしくお願いします。
NFTはまだまだこれからの時代のテクノロジーだ。きちんと今のうちからNFTをキャッチアップしていくことで、稼げるチャンスはあるはずだ!
Meta Studioでも、NFT関連記事を出していくのでしっかりとキャッチアップしてくれ!